身内に八つ当たり止めろよ
「んー。お姉ちゃん、色々悩んでるって聞く」もう大丈夫よ、本当。最悪な友人のお蔭で、こじれたけど。「そっかぁ、なら平気ね!」
勿論。妹の手を借りずとも、これ位はお茶の子さいさいよ!「お姉ちゃん!随分凹んでるけど?」だ…大丈夫、さっきも伝えた筈?分からぬ訳?
「ひっ、恐!」怪しい行動から彼、友人を憎み、妹も憎まなきゃならぬわけ?「やめて!私、悪く…」はっごめんね、うっかり。
「うわー!」「お前!」貴方!「身内に八つ当たり止めろよ」違うってば!「本当に怪しい行動どころか、一番貴様が不信だ!恨みでもあるんか?」
「つまり、それで亭主ともども地獄へ?」違うわ。「じゃあ何?」くっ無駄ね、語る気すら失せる。
「逃げるんだな!」好きに吠えろ!「うぅ、二人とも喧嘩はやめ」うっせー!「ひえーん」「バカ!」痛っ、どうして殴る?「少し落ち着け!」